綿谷エリナ特別インタビュー

「NHKドイツ語講座出演はずっと夢でした」

―この度はNHK Eテレ『旅するためのドイツ語』出演決定おめでとうございます。今日は番組をはじめ綿谷さんのこと色々と伺っていければと思っております。まずはこの番組について教えていただけますか?

綿谷エリナ 以下綿谷)ありがとうございます。ドイツ語講座はNHKが長年続けてきている番組ですけれども、2016年から『旅するドイツ語』という、ドイツに行ってその場で実践的なドイツ語を学んでいくというシリーズで、大変人気を得ています。
今回はそんな『旅するドイツ語』シリーズに、タレントのJOYさんが学ぶ人として、私はネイティブ役として出演することになりました。ところが、番組の収録のために予定していたドイツロケが、新型コロナウイルス感染症の影響でできなくなってしまったため、急遽『旅するドイツ語』が『旅するためのドイツ語』というタイトルになり、新シリーズではないですけど、少し毛色と趣旨の違うシリーズとしてスタートしました。

このシリーズにお声がけいただいた経緯としては、佐藤めぐみさんが旅人として出演されていた、前シリーズで、私が鹿の男の子のキャラクター、「モーリー」の声をやらせていただいていたんですね。そのご縁から、今回はネイティブ役と、なんと3Dのパペットになって登場するモーリー役ということでお会いできることになっています。

―前シーズンは鹿の「モーリー」くんの声として出演し、さらに今回は初のスタジオ出演になりましたが、出演が決まった時はどんな気持ちでしたか?

(綿谷)びっくりです。私が知る限り、今までのパターンだと、ネイティブ役は私のように見た目が日本人なケースはなかったし、いないであろうと。ですから「いつかNHKのドイツ語講座番組にネイティブ役として出演したい」という私の夢は絶対叶わないと思っていました。ルックスは私が頑張っても変わらないことですからね。前シーズンのように、声の出演ができるだけでもすごく光栄だし、嬉しかったのですが、今回はまたさらに幅が広がるというか、大きなオファーをいただいて、
「えぇぇぇぇぇぇ?(こんなことあるんですか!)」と大きな声をあげてしまいました。

しかも、新型コロナウイルス感染症の影響でドイツロケができなくなったので、最初の企画が変わり、全編にかけて出演することになりました。これはすごい縁だなと感じています。これは私だけにとどまらず、きっとドイツにいる幼馴染み達もそうだし、日本に帰国してきている、もしくは移住してきている幼馴染み達からしてもビッグニュースだと思います。そんな意味でもすごく光栄だと思っています。

あと、前シリーズの声だけの出演から、スタジオ出演という大きな変化に関してはずっしり責任を感じました。やはりNHKの語学番組って日本で語学を学びたい多くの人が一番に選ぶ講座じゃないですか。ドイツ語にちょっと興味を持って勉強してみようと思った時に、リアルなドイツ語の教室っていうのはそんなに多くはないわけですから、NHKのラジオやテレビのドイツ語講座で学ぶことが非常に多いと聞いています。絶対的に信頼がある番組ですから、責任重大だなっていう気持ちはすごくありましたね。

―今回スタジオにはドイツ語の草本先生以外にタレントのJOYさんも出演しますが、何か共演者のみなさまとの収録中のエピソードがあれば教えてください。

(綿谷)草本晶先生とは前シーズンでもご一緒させていただきましたので、「お久しぶりです!」という感じの、和やかな雰囲気で始まりました。一方でJOYさんは「はじめまして」だったのですが、彼はものすごくムードメーカーなのですぐに打ち解けました。芸能生活が18年の大先輩だけあって、現場をどうやって盛り上げていくか、どうまとめてくか、わかってらっしゃるし、そこはご本人も主役としての自分の役割だと思ってらっしゃるんだろうなっていうのはすごく感じました。おどけてみたりとか、誰かがちょっとした、本当に大したことないミスをした時に、大げさに「おーい!」みたいな感じで、笑いに持っていったりして、みんなで「ワハハ」と笑えるような雰囲気をあっという間に作ってしまいました。

おかげで、現場のスタッフと私たち出演者を含めて、早い時期に一体感を持つことができました。初回はちょっと緊張していたし、我々も必死だったかもしれませんが、2回目の収録の時にはすっかりファミリーでしたね。テレビの収録は大所帯ですから、この場をまとめるというか、雰囲気を作るスキルっていうのは、私自身持ち合わせてなかったから、あ、こういうふうにやるんだな、みたいなところは勉強になりました。

あとは、モーリーくんもいい味を出していて、みんなのアイドルになってくれてたのはすごく良かったです。ちなみにパペットのモーリーと私は別人格です(笑)同じ人がやっているんだけど全然人格が違うから、みんなもモーリーに対してはちゃんとモーリーと呼んでくれました。実はモーリーはすごく生意気なんですよ。草本先生に対しても、「ねぇ、先生〜」って言ったり、JOYさんに対しても、「JOYくん、JOYくん」と、馴れ馴れしく話しかけたりします。そんなモーリーくんのキャラクターがみんなの繋ぎ役になってくれてたなと感じました。馴れ馴れしいキャラクターが一人いるとみんなの距離が近くなるじゃないですか。

あとは本編ではないんですけれども、最後にサービスショットみたいなのをたくさん撮りました。すごく暑い時期だったので、収録の合間、待機している時間に、メイクさんがハンディーファンを用意してくださったんですね。それをJOYさんに渡していたんです。ひと回り小さいものを私にも貸してくださって、「ああ、涼しい〜」と風を当てていたのですが、あまりにもモーリーくんにぴったりで、風を当ててもらってるフリをしたらそれががとても可愛かったのです。それでJOYさんとモーリーくんが一緒に並んでハンディーファンからの風に当たって、「ああ〜涼しい」というカットを撮ったりしました。どこで使われるかわからないんですけど、ほかにもモーリーとJOYさんとか、モーリーと先生というシーンもあって、すごく面白かったです。

そして、草本先生のキャラクターがだんだん作られていって、先生って、優しいけど厳しくて、結構細かいこともちゃんと聞いてくるし、私も口うるさい小姑という感じの役だったのですが(笑)JOYさんは上手く先生の言葉にちょこちょこツッコミとか入れられて、そこで先生が時々たじたじになってしまったり、先生のお茶目でかわいいところも引き出せたのも見どころかなと思います。

―普段はラジオや声のお仕事が多いと思いますが、今回テレビのお仕事で心がけたことはありますか。

(綿谷)「体の動き」ですね。ラジオは見えないから、例えば、その時どういう体勢なのか、身振り手振りもそうだし、目線がどこにあるのかというのは、全く気にしなくても良かったけど、テレビはそういうわけにいかない。ちょっとJOYさんの方を向いて相槌を打つとか、カメラ目線とかは、慣れるまでどうしたらいいのかよくわからなかったです。しかも、自分がどういうふうに映っているのか確認ができないから、「これでいいのかな」というのをわからないなりに探り探りやるのが難しかったです。そういった「カメラ目線」とか、「身体の動き」というのは、やはりオンエアを観てみないとわからないから、まだ答え合わせはできてないのかもしれないです。

バラエティとかドラマとかでもそうだと思うんですけどタレントさんはオンエアを見て、「あ、ここがちょっとダメだったなぁ」というのをきっと反省会しながら、見てるでしょうね。自分が一番良く見えるのがどの角度なのか、目つきなのか、そういうのを研究していらっしゃるだろうなと思いました。

あと、テレビの撮影って、時間がキッチリ決まってるわけではないじゃないですか。私は普段、収録よりも生放送が多いのですが、生放送って、一回始まってしまったら、その間の出来がどんなに良くても、どんなに悪くても、決まった時間に終わりが来る。でも撮影ってそうじゃないから、体力の使い方や、集中力の使い方みたいなものが違うと思いました。集中しないといけないことは絶対確かなんだけど、朝8時〜10時に始まって午後5時〜6時まで続くから、体力の使いどころが全然ラジオとは違うと感じました。ラジオの生放送では最大4時間は経験していましたが、それ以上はやったことがないから、どうやって上手く自分のキャパシティや体力を使っていくかとか、ペース配分の仕方とかは今まで考えてなかったことでした。

そして、本番中カメラが回っていたら原稿を読むことができないから、「どういう流れだったっけな」ということをちゃんと覚えておかないといけないっていうのはありました。それも脳みその使い方が今までとは違いましたね。ラジオだったら必ず原稿が目の前にあって、ゲストの方がいらっしゃったら、ゲストの方を見ながらだけど、オンエア中にもちょこちょこ目を落として確認して、大体この流れであってるなとか、時間配分は今のところいい感じだなとか、流れを把握することができていましたから。

もちろんテレビになったからって収録時間が無限にあるわけではないですが、「あ、これ今ハマッたな」というゴールまでやるのが、テレビのやり方ですかね。良いところをカットして編集して使うというのも新鮮でした。

最初は原稿を丸覚えしないといけないのかなと思って丸覚えして行ったんだけど、別に丸覚えである必要性はなかったです。例えばこの文法やこの要素が入っていれば、あとはどういう風な順番かとか、言い回しなのかっていうのは、わりと出演者に委ねられているっていうのも発見でした。

ラジオも別に100%台本通りに言わなきゃいけないというわけではないですが、時間の関係もあって、台本通り進んでいくことが多いです。でもテレビだと、台本見ないでやっていくから、忘れていることもあるし、「あ、そうだ」って後で思い出して言い直したりするっていうのも全然OKなんだなっていうのもわかってきて、丸覚えする必要性があるわけじゃないんだというのも知らなかったことでした。

初日の台本2回分は、ずっとお風呂の中で、上から下まで全部覚えました。何回も何回も頭から声に出して、つっかかったらまた頭からやっていたら、お風呂が冷たくなっていました(笑)学生時代に勉強する時も、試験のために覚えた方がいいものは頭からやって、つっかかったら、また頭からやり直して、最初から最後まで通しですぐ出てくるようになるまで繰り返すみたいなことをしていたんです。それを久々にやって、「どうしよう、覚えられない!ちょっと大変だ!これをいつもやってる役者さん大変だ!」と、肩の力が入っていたかもしれないです(笑)

きっと初回と最終回は全然違うと思います。初回は覚えた事を言ってるから、「次何だっけなぁ」って一所懸命思い出してる顔をした気がするんですが、最後の方はとりあえず流れに身を任せて言えるようになってきました。終わってから「ここの要素が抜けたね」ってなったらプロデューサーさんやディレクターさんが、「ここだけお願いします」と指示してくださって追加で撮る感じで後半に行くほどリラックスしていた気がします。

―綿谷さんはドイツ生まれ育ちということもあり、今回の『旅するためのドイツ語』出演以外にもドイツ語のYouTube動画を配信するなど、ドイツ語普及活動に励んでいますが、ドイツ語を習っている人、これから習おうとしている人に、ドイツ語学習でのコツがあれば教えてください。

(綿谷)語学というのは「愛」なので、好きになることが一番大事だと思います。これは何語にも関係なく、やっぱりパッションがないと続かないですから。

試験を控えている場合は、試験に受かることが目標なので全然違ってくると思うんですが、ライフワークとしてやる時にはとにかく楽しいっていうのが、まず大事!ドイツ語って覚えないといけないことがいっぱいありすぎて、英語よりも最初のハードルがちょっと高いですよね。英語は動詞の活用形も少ないし、3人称単数の時に、後ろにsをつけるの忘れないようにしてとりあえず単語を並べれば文章になるけれども、ドイツ語だと、まず単語の性別が男性女性中性とあり、更に動詞も形が変わってくるし、そして格変化があるから、その後ろに来る目的語によって形も変えないといけない。こうなると習い手は「すごい大変、難しい」と思うかもしれないです。でもその格変化や動詞の活用形とは間違えても案外伝わるものなので、そんなに気にしなくていいんです。やっぱり一番は楽しむことだから、なんかちょっとでも分かったらそれでいい、それくらいの気持ちで始める方が長続きするんじゃないかなって感じはします。

「もっとドイツ語の文章を読み解けるようになりたい!」と思ってる方にどこに注目したらいいのかと尋ねられたら、「動詞を必ず探して、どれがこの文章の中の動詞なのかがちゃんと読み解ければ、必ず主語も目的語も見つけることができるはず。自分にとって難解な文章とか自分のレベルよりちょっと高い文章を読み解くにはそれが一番大事。動詞がいつもヒントだよ」と答えてますね。

あとは、草本先生のメソッドにも通ずるところがあるんですけど、語学って、もっと自分の耳を信じてあげたらいいんじゃないかなって思います。日本の勉強の仕方って基本的には机に向かって読み書きを覚えて、暗記要素が多いから、あまり耳で覚えるって事をしないけど、やっぱり耳で得られる情報ってたくさんあると思います。「ちょっと話ができるようになりたい」とか「旅行に行ってちょっと会話ができるようになりたい」ってなった時に耳から入ってくる情報って大事なんです。自分の耳を信じるっていう意味でドイツ語の音源に触れることもいいし、自分の好きなドイツ語の映画を見てみるっていうのもすごくいいと思う。聞こえてくる情報で耳を育てていく感覚ですね。「リスニング苦手なんだよね」って思っているかもしれないけど、意外と聞こえているものだから自分の耳を信じてあげてください。

ノイシュバンシュタイン城

ノイシュヴァンシュタイン城(ドイツ・バイエルン州)

―コロナ収束後、もしくはお家から妄想でドイツを旅するなら、ドイツのどこがおすすめですか。

(綿谷)迷うなぁ〜。定番のロマンチック街道は本当にいいところが多いです。やはりハイライトは、「ノイシュヴァンシュタイン城」ですね。シンデレラ城のモデルになったお城でミュンヘンの近くにあるんですが、本当に素敵で、ディズニーがお好きだったら、 きっと感動します。

そして直行便ももうすぐ飛ぶようになる、ベルリンもお勧めです。私が学生時代、それから27になるまでずっと住んでいた街でもあります。ベルリンはいろんな歴史を背負っている街だから、負の歴史もあるし、いい歴史ももちろんあるし、カルチャーもたくさんあります。ドイツのことをよく知るという意味では、ベルリンは歴史も学べるからいいところだと思います。見どころがたくさんあるから、ベルリンだけでも1週間いられるぐらいです。あと、東ドイツもすごく美しい街が多いので、まだ知られてない街とか、知ってるけどみんなが行ったことがない街もたくさんあると思います。ドレスデンとかマイセンとか、どっちも美しい街で、みんな行ってほしいなと思います。

―2020年新型コロナウイルス感染症の影響で、お仕事環境も急激に変わってきていると思いますが、個人的にどんな変化や気づきがありましたか。

(綿谷)最初の頃はすごくピリピリしていて、人々の怒りの沸点みたいなものがすごく下がっていったなっていうのはちょっと思ったことがありました。例えば、みんなが使っているフリマアプリがあるじゃないですか。私は本を出品しているのですが、そのやりとりの中で、発送が少し遅れたりすると、評価が悪かったり、今まではこんなことなかったのですが。。。新型コロナウィルス感染症が流行ってきて、生活が変わらざるをえなかったからなのか、やり取りの中で、心に余裕がない感じがしていました。自分の周りの人に対しては違うかもしれないけど、顔の見えない匿名の相手だとイライラをぶつけちゃうというか、もしかしたら、Twitterのように匿名性の高いSNSでも起こっていたのかもしれません。

でもそういうものがある一方で、ラジオではコロナ前よりもより一層、とても強い繋がりを求めている感じがしました。ラジオって何となくコミュニティみたいになってるからだと思うんですけど、元々好きで聴いてくださっている方はもちろん、新しくラジオを聞き始めた方も、リスナーさん同士で労うような言葉をたくさんかけあうような、とても心温まる場面がたくさんありました。例えば、今担当している番組のリスナーさんは、車を運転するお仕事の方がすごく多く、特にトラックを運転したりとか運送業に携わっている方がとっても多いんです。運送業の方って私たちの生活において切っても切り離せないエッセンシャルワーカーなので、みんな支えてもらってるっていう気持ちがあると思います。そういうリスナー仲間がいることを分かっているから「本当大変だよね、お疲れ」みたいなやりとりが以前よりも増えた感じがします。コロナ以前よりもラジオのリスナーさん同士のこのコミュニティの中に温かさがあって、だからもっと「身体に気をつけてねー」とかそういう思いやりのある言葉をみんなかけているのだと思います。

あとは、これはラジオから話は変わりますけど、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、業績が下がってしまったり、会社を畳まないといけなかったり、大変な思いをしている人がたくさんいらっしゃいます。飲食業なんか特に大打撃を受けていますよね。でも逆に業績を伸ばしている人達もいるわけで、これは今までずっと自分たちのお客様と、ラジオからしたらリスナーになったりとかするんですけど、向き合ってきた人達っていうのは何があってもやっぱり負けないんだなってと思いました。例えば、某イタリアンファミレスのチェーンは値上げしたにもかかわらず、そのあと徐々に客足が戻ってきたといいます。他のファミレスチェーンが事業縮小しましょう、何百店舗閉めます、という動きとは逆ですよね。店舗は特に閉めずに業績が回復しているのを見るとコロナだからダメとは限らないし、一所懸命ずっと向き合ってきた人たちは、頑張れているっていうのも、希望だなって思いました。また一時的に業績が下がっても発想の転換で、また前に進んでいっている人たちもたくさんいらっしゃると思いました。だから私たちは今は試練の中にいるけど、でもこれは多くの人にとっては絶対に乗り越えられない試練ではないんじゃないかと。もちろんコロナによって奪われてしまった命は残念ながら戻ってはこれないんですけど、全部コロナのせいで無理というのは考え方としてちょっと違うと思いました。

事務所のFM BIRDもそうですけど、このコロナ禍で、こういうのはどうだろう、ああいうのはどうだろうとなんとかして試行錯誤しながら、前に進んでいる人もいる。それを誰よりも早くやってる人は、やはり誰よりも早く自分の新しい道を見つけていくことができると思うんです。今までこれでうまくいったからこれでいいんだよっていう考え方は変えないといけないと思います。ラジオをはじめ放送業界は自粛期間中も放送をずっと続けなければいけなかったから、緊急事態宣言下ではリモート放送をしたり、新しい試みもありました。ラジオもこれからの新しい世の中に、まだそれがどんなものかわからないけど、備えていかないといけないんじゃないんだろうなとは感じています。世の中のシステムが変わっていけば、人の気持ちや考え方も変わってくると思いますし。

リスナーが楽しんで聴いてくれるために何ができるかっていう本質的なところはあまり変わらないのかもしれないけど、彼らが求めているものは変わっていくかもしれない、それを逃さないようにしないといけないと思います。なので、リスナーと接点を持てる場所は離してはいけないんです。サイレントリスナーたちのことは想像するしかないですが、わざわざメッセージをくれる熱烈なラジオLOVERたちの言っていること、もちろんそれが全てじゃないけど、いろんなヒントがあると思うから、メッセージとかお便りを大事にしないといけない。何が言いたいのかな、これは一体どういうことが起こっているのかなとか、この本文の奥にあるものなんだろう、というのを考えて、本当のところはわからないけど、わからないなりに「うーん」と言いながら、読んでいます。

―綿谷さんはレギュラーの生放送が深夜、夕方、早朝というバラバラですが、普段の生活リズムはどう整えていますか。

(綿谷)早朝起きるのはそんなに苦ではないんですけど一番難しいのは寝過ぎないことです。水曜日深夜のJFN 「ON THE PLANET(オンプラ)」を終えて、その次の日から木・金と仕事があって、土曜日また早朝ですが、この三日をうまく回さないと、ずっと変な時間に寝て変な時間に起きてしまいます。だから木曜日の朝帰ってきてから寝過ぎないのが一番大事だっていうのが今のところ私の答えです。ここで寝すぎてしまうとやっぱ疲れちゃう、変なリズムになっちゃう。そこさえ押さえておけば、なんとかなるといいますか、朝早い分にに起きてしまえば大丈夫なんです。木曜日朝帰ってきて、寝過ぎさえしなければその日の夜、良い時間に眠れるからリズムを整えられます。

―海外行った時、時差を克服するときのコツのような感じですね。

(綿谷)そうです。現地着いたらその土地の時間に、ご飯を食べて寝るのが大事ってよく言いますよね。どんなに眠くても絶対寝ちゃいけないみたいなことと似てるかもしれない。国内時差ボケだから(笑)

―失敗した事はありましたか。例えばは木曜日寝すぎちゃって、夜寝付けないとか。

(綿谷)それこそNHKの撮影の時は緊張というかソワソワして、ずっと眠りが浅かったです(笑)ぐっすり寝た感じでいけたことがありません。朝寝過ごしちゃいけないって思ってるからやっぱりずっと緊張します。放送自体に緊張しているというよりも、もし寝過ごしてしまったら大事件なので寝過ごさないようにっていう意味でそれだけで緊張してるみたいです。まだ寝過ごしたことは一度もないけど、朝は人の声を聞くとやっぱ起きやすいからラジオ目覚ましにするのが一番私は合ってますね。
特に土曜日朝、TOKYO FM「READY SATURDAY GO(以下レディサタ)」のためには朝3時半に起きるので「RADIO DRAGON – NEXT-」を聴きながら、支度していますね。今思い返せば学生時代から大幅な遅刻とか、寝過ごすタイプではなかったかも。

―オフの日はどう過ごしていますか。

(綿谷)オフの日は結構のんびりしていること多いです。作り置きをしたり、料理をすることも多いですね。私、千切りするのが好きなんですよ(笑)細かく切ったり、単純作業がすごく好きで、やってるとなんかリラックスします。何も考えず無心になれます。特に好きなのは、キャベツの千切りとニンジンの千切りです。ニンジンのラペを食べるのも好きなんだけど、千切りして作るのも大好きなんですよ。人参3本くらいならずっと切っていられます(笑)
最近は縫い物もよくしていて、ひたすらかがり縫いしたりとか、古くなった生地を使ってふきんにしたりとか、刺繍を入れたりとか、そういう無心になってできることが好きですね。
あとは、家で本読んだり、映画見たりすることもよくあります。どうしてもお家で過ごす時間が増えてますね。お友達も、決まった友達と会ってます。あまりいろんな人に会いに行くのも気になるというか、やっぱり自分が担当する放送があるからコロナになっては大変です。それで本当になってしまったら仕方がないけれども、なるべく、「そりゃなってもしょうがないよね」って言われることはしない方がいいなって思っています。

特にNHKの『旅するためのドイツ語』の収録も控えていたので、自分がもしコロナに感染したら収録が押してしまうと責任を感じて、本当に遊びに行かない、出歩かない、決まった友達しか会わないと決めてました。友達も3人、4人くらいでお互いCOCOAアプリを入れあって特に接触していないらしいみたいなことを確認しつつ、会う時は3人以内で会っていました。最近は、決まったメンバーと軽くご飯に行くことも少し増えましたが、友達の家に行って、一緒にご飯を作りながら、お互いのことや未来の話ばかりしてるような気がします。職種が違うので「こういうことを感じるんだよね」、「これからどういう風にしていったらいいんだろうね」という話をよくしています。

あと、新作のアイスクリームはいつも買って食べてます(笑)新作ではないかもしれませんが、青い看板の某コンビニのソフトクリームが美味しかったです。結構いろんなソフトクリームを食べ比べましたが、コンビニのソフトクリームの中でそれが一番美味しいと思いました(笑)

―最後に、今まで見守ってくださったファンのみなさまや、これから番組を観てくれる方へメッセージをどうぞ。

(綿谷)デビュー番組のTOKYO FM「クロノス」で初めて生放送のマイクの前に座った時からずっと聴いてくださっている方、本当にあたたかく見守ってくださり、ずっと応援してくれて、本当にありがとうございます。すごく感謝しています。そして今後もどうかよろしくお願いします。
私はTwitterを積極的に使ってるタイプなんですが、これからも気軽に私の投稿にリプライをいただきたいです。身近な存在で居続けたい気持ちが強くて、近所の中学生がそのまま大人になった感じで、「綿谷さんそれちょっと変だよ!」とか「何やってるの?」みたいなノリで声をかけられたいです。もしくは、行きつけの店で時々会う人とか、同じ商店街でお買い物をしている人ぐらいな立ち位置でいられたらいいなと思っているので、声をかけてくださるのは、すごく嬉しいんです。

これからNHKの『旅するためのドイツ語』を観てくださる方は、ラジオと比べると少し距離感を感じるかもしれないですが、ドイツ語講座で興味を持ってくださって、もっとドイツ語勉強したいなって思う方は、ぜひYouTube『綿谷エリナのFestina Lente』を見てほしいです。ドイツ語について私なりに思ってることを話しているので、「こういうこともっと知りたい!」「はい、ぜひやりましょう!」というコミュニケーションができますし、楽しんで頂きたいです。

ーありがとうございました。

【綿谷エリナから感謝の気持ちを込めて…】