FM BIRDファンクラブメルマガ【鳥通信】ミニコーナー。
それぞれのテーマでお届けします。

朝海ルナ

#1 Luna's Kimono Lounge

朝海ルナのKimono Lounge
第1回目

鳥通信をご覧のみなさま、こんにちは!わたし朝海ルナのミニコーナーが始まります。自分らしさが出るものとか、好きなものについて語るって楽しいですよね。テーマの着物って長い歴史があって私のような未熟なものが語れるようなものではないかも知れませんが、みなさまにより身近に感じてもらえたらと思いますので、どうぞお楽しみに!

*テーマは着物*
着方から歴史、種類、折り方、帯一つでも繊細で美しいものがたくさんあって、正直知れば知るほど奥が深いと感心しています。調べれば調べるほど楽しく、一生学びが満足できなさそう! 実際に着付け教室に通っていますが、通っている方々は大きく2パターンです。断捨離などで着物が出てきて着方が知りたいという方、そして私と同世代の20代もしくは学生の、着物に興味があって知りたいという方です。「着物離れ」という言葉をよく耳にしますが、いざ着付け教室に行ったらそうでもないのかな、と思ってきました。ある意味私たちの世代から「着物離れ」でなく、ブームを持ってきてるのかな?

*着物の魅力*
着物に興味を持ち始めたのは2018年ミス鎌倉に選ばれ1年間務めた時です。ミス鎌倉の活動とは主に鎌倉観光大使的なものなのですが、鎌倉=日本の古き良き文化が残っている場所ということでよく振袖や着物を着て県内外のイベントに参加しました。そうして着る機会が増えると毎回着物の様々な色、柄、地紋(生地に刺繡がはいっているもの)、帯のいろんな締め方があることに気がつきました。そしてどこも色や柄がたくさん入っているのに、帯締めで締めたらちゃんとシュッとする、まとまるというのが不思議に思えて興味が湧きました。 あとになって、着物、帯、帯締めの中で色合いを3色決めておけばすっきりまとまるという話を知りました。私は洋服だととことんお気に入りのブランドの服を買い続けるタイプですが、その話を聞いて、着物ってすごく自由で制限と決まりがなく、実は個性を出せる服なんだなと思いました。また着物を着ると洋服を着る時より姿勢も自然と良くなって清々しい気持ちになったのも印象的でした。着物を着る時になるべく体型を平らにしていくので、自分の体型にも向き合う機会が増えていて、自分のことをさらによく知るようにもなりました。

*若い人は着物離れ?*
私の家にも家族が持っていた着物があります。昔のものって今とは質が違っていて、絹100%だとか、気軽に使うには荷が重すぎる、堅苦しくて、おごそかで、なかなか身近に感じられないなって思います。そんな時は是非古着の着物を試してみてください。 日暮里に着物の古着屋さんがあって、そこでは結構質が良くてキレイにクリーニングされた羽織が1枚千円から3千円くらいで売られています。着物って何万、何十万するかと思ったら意外と安く手に入るし、たくさん種類もあります。例えば、お好みの洋服を中古で売買するのと一緒で、着物も着てみて雰囲気違うなと思ったら、売ってまたお気に入りを買う、を繰り返すことができます。だから知れば知るほど身近な存在なんだと思うようになりました。最近はポリウレタンとか軽くて手入れも簡単なものも出ています。

そもそも私を含め若者の中で着物に興味を持つ人がなぜ増えているのかと言いますと、アナログやレトロへの憧れと言いますかね。高校生の弟は公衆電話を見て「エモい!」というんです。公衆電話を普通に使ったことがない世代にはおしゃれなものという風になっているんでしょうね。今担当している番組Fm yokohama「Sunday Good Vibes!!」へ中学生のリスナーから「今ラジカセで聴いています」とか、「どこどこへ行ってフィルムカメラで写真を撮りました」といったメッセージをいただきます。便利なデジタルを置いてあえてアナログにする。そこで得られるものはもしかして思い通りにはならないかもしれないけど、それも運命として楽しむ。物に恵まれてきた分、昭和レトロな喫茶店とか、平成ギャルの文化とか、ひと昔の感性にロマンを感じるのではないでしょうか。コンビニで美味しいコーヒーを100円で買える時代に、あえて豆から挽いて時間をかけてハンドドリップする、便利で慣れている洋服を置いて、足袋を履いて、肌着を着て、帯をする着物を楽しむ。手間がかかることを面倒だと思わずに、楽しいと思っている若い世代の人が増えているのかもしれません。

*自分だけの着付けポイント*
着付けの時、伝統とか歴史を敬う意味でも右前など決まっていることはちゃんと押さえようと心がけていますが、デザイン性とか組み合わせの仕方などはむしろ自由自在にできると思いました。伝統を新しく解釈していく中でどんどん進化させられると思いますし、そういった意味でも新しい着方を提案できるようになりたいな。「街の中でこの結びはなんですか?」と聞かれ 「この帯は朝海結びですよ」なんて言えるようになりたいです。

*着付けの習い事について*
私も最初着付けの教室に通いたいと思った時、先生が厳しいとか、入会金が高額だったり、着物を買わされたりするのではないかと心配はありました。ですが、着付け教室の無料体験があって色々試してみたらその印象が変わりました。教室の雰囲気、先生の教え方、考え方によって今後自分が続けられるかどうかがわかると思います。調べると大手もあって、個人でやられている教室も多くあります。大規模だから良い、授業料が高いから良いわけでもなくて、最後は人だと思いますので、自分と相性のいい教室を見つけるのが大事。私も2-3か所回ってから決めました。そこの先生は、基本は教えるけど着方は自由だという考え方で、そういうところが気に入って教室を決めました。あと教室に同年代の人がいることもすごく心強いポイントでした。

*着物を着てお出かけするなら*
3月の末で今の教室が終わりますので、ちょうど桜が咲くような時期だから桜が綺麗なところに行きたいですね。でも混み合いそうだから夜桜も良いかも。着物って金の糸とかラメが入っている素材が多いからフラッシュ当てると光って写真映りもかわいいと思います。どんなものを着るか決まってないのですが、桜の色が目立つ寒色系がいいですかね。帯は季節感が出る桜色にするなど、差し色を入れてみるのも楽しみですね。

*ここで大宣言!*
Fm yokohama「Sunday Good Vibes!!」でも「着付け教室に通い始めました〜」と話したらリスナーさんから「これから着物着て生放送しますか?」とコメントをいただきました。ここで宣言します! 3月に教室が終わったら4月の初めての放送、つまり4月3日は着物を着て挑みます!!!こうしてアナウンスして自分にプレッシャーをかけておく(笑) 番組1周年記念の日でもあるので教室で目をカッピラいて頑張ります。ぜひお楽しみください!またナレーターを担当しているJ-WAVE「TAKRAM RADIO」ですが、普段の生活では耳に入らない思想や概念を掘り下げていて、クリエイティブな人はどんなことを考えているのか自分も毎回内容を楽しんでいる番組です。こちらも引き続きよろしくお願いします。

それではまた!

朝海ルナのKimono Lounge
FM BIRDファンクラブメルマガ【鳥通信】VOL.6 2022 FEBRUARY
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蒼山慶大

蒼山慶大

#1 A Catful Life of Keita Aoyama

蒼山ネコまみれ
第1回目

蒼山、ここでみなさんにカミングアウトします。僕は、大の猫好きです。今までSNSなどでは日頃、猫好きを前面に押し出してはいませんでした。何故なら、やりだしたら止まらなく、猫一色、それこそ猫まみれになっちゃいそうだったから・・・。しかし、この鳥通信はFM BIRDのファンのみなさまへ向けた限定サービスですから、日頃の感謝の気持ちを込めてカミングアウトする決心をしました。その上、このミニコーナーでは、好きなものをひたすら熱く語るという趣旨により、僕は免罪符をいただけたと思って猫まみれ生活について熱く語ろうと思います。(笑)

よく犬派か猫派か聞かれますけど、僕は「犬・猫派」で、どっちも大好きなんです。鳥も大好きなので、こうしてFM BIRDに所属することになったのかも知れません。遡れば、子供の時から動物が大好きでした。 最初は鳥を飼っていて、そのうちワンちゃんを迎えることになりました。それが、今担当している番組FM世田谷 & MUSIC BIRD『アフタヌーンパラダイス』でもよくお話ししている、ポメラニアンのマロンくんです。マロンくんは本当に心から僕の人生に寄り添ってくれました。そんなマロンくんが旅立ち、しばらくは動物の居ない生活を送っていましたが、ある日、保護猫ちゃんを預かることになりました。知人が動物を大好きな僕のところで預かってもらえるのなら、猫ちゃんも幸せではないのかと考え勧めてくれたそうです。そして、その保護猫ちゃんを預かることで、僕の猫熱が再燃してしまったのです。その猫は母にすごく懐き、今は実家で両親と幸せに暮らしています。

僕は今、二匹の猫と暮らしています。一匹はまた別の保護猫ちゃんだった、女の子のマーちゃん、もう一匹はスコティッシュフォールドの男の子、インくんです。今回みなさんには、弟のインくんを紹介したいと思います。この子は折れ耳のレッドタビー、いわゆる茶トラ、満5歳の男の子です。僕にそっくりで、すごく不器用で、のんびりなビビリ屋さん。ピンポーンとインターフォンが鳴ったら猛スピードで隠れます。でも絶対に譲れないものもある頑固な一面があって、そこも僕にそっくりなのです。そんなインくんが強気になる時は、食べ物を前にした時。前猫生では、きっとひもじい思いをしたのではないかと思えるほど、食べ物に関しては絶対に誰にも負けないのです。健康面を気にしながらも、出来る限り美味しいものを食べさせてあげたいな、と思っています。この子にひもじい思いをさせてはいけない!というのが僕の頑張りのモチベーションの一つにもなっているかもです。(笑)そんなインくんの大好物はケーキです。もちろん人間用のケーキではなく猫用のケーキですが、 一回あげたら、ケーキのビジュアルのものには別人格、いや別猫格になったように猛烈に食いついてきます。とにかく、ケーキのクリームをペロペロ舐めるのが大好きなんです。

あと、今もバスケットに入っていますが、箱に弱くて入らずにはいられないようです。紙の上にお尻スタンプをするのも大好きで、台本や原稿が置いてあると必ず上に座りお尻で踏んづけています。姉の女の子はまた違って穴倉に潜るのが好きみたいです。猫も性格が違って、それぞれなのが猫まみれになる理由でもあります。

このインくんとは不思議な出会いをしました。実家で引き取った保護猫ちゃんとは別の保護猫ちゃんとご縁があり、一緒に暮らし始め、二匹目の猫を迎えるなんて正直考えたこともなかったのですが・・・。そんなある日、行きつけのラーメン屋に行ったら店主さんが手を怪我して休業していたのです。でも、どうしてもラーメンが食べたかったので諦めずにネットで別の店を探し目指して行ったのです。その途中にペットショップがあって、ショーケースに子猫ちゃんたちが見えました。 犬猫好きですから当然立ち止まって見ていたら、そこの猫ちゃん達はみんな愛想が良くて、別の子たちは「僕を見て!私を見て!」的に猛アピールをしてくるのです。しかし、このインくんだけは、見向きもせずにトイレと壁の隙間で「ううん、ううん・・・」と謎のY字バランスをやっていたのです。天然なのか、他の猫とずれているところが妙に気になりました。実は僕もすごくのんびり屋なので、このように人々と足並みを揃えて生きていくのに精一杯なくらい不器用なのです。だから、あの子は僕みたいだなと感じ、とっても愛おしかったのです。そのあと、ラーメンを食べている時も、その光景がずっと頭から離れず、もう一度ペットショップに戻り、その子を抱っこさせてもらったのです。そうしたら心臓の波動のシンクロする感覚がものすごく、この子には、とにかく幸せになって欲しいと心から思いました。その後もすごく気になって、結局また数日後に会いに行きました。その時はなぜか、ダンゴ虫のように、うずくまってぐったりしていました。店員さんに聞くと、子猫によくある通称「吐いて下痢病」になったと・・・。僕も胃腸が弱いので、どこか時間軸がおかしい感覚も含め、やっぱり僕と似ているな、と。この子は他の家に行けば、それがストレスになるかも知れない、だけどうちではちゃんとお互いを分かり合えるから、もうこの子はうちに来ないと幸せにはなれないと思ってしまったのです。それでインくんを迎えることにしました。すべては行きつけのラーメン屋の店主さんが怪我をしていたことから始まったのですから、ものすごく合縁奇縁なご縁だなと感じています。

猫の仕事は「可愛い」を振り撒くことなのですが、もう一つ裏の仕事があって、いかに飼い主の服に自分の毛を付けるか、という仕事です。 外に出る時は、毛まみれにならないよう気をつけているのですが、たまにカバンの中や、洋服の変なところから猫の毛が出てきた時は、それが愛おしくて、にんまりしては捨てずにそのままにしておきます。服に付いていたら、それはもはやアクセサリーのように感じ、嫌なことがあっても猫の毛をみたら癒されるというか、お守りのように感じます。実際にうちの猫の髭を財布に入れて持ち歩いています。部屋で猫の髭を見つけたら、もれなく全てを回収しています。根元が白い髭と黒い髭があるのですが、根本が黒い珍しい髭を見つけた時には、ガチャガチャのレアキャラが当たった時のように嬉しいです。猫が家中をパトロールすることを、自宅警備員ニャルソックと言っていますが、そんなニャルソックさんの後ろをついて回っては髭を回収しています。

ステイホームが増えてから、動物の癒しの力のすごさを改めて感じています。 仕事以外に直接人と対面する機会がない今、命と命で触れ合うことが出来ること、愛おしい気持ちだとか、人として大切な気持ち、感情を豊かなままでいさせてくれるのは、この家族の猫たちのおかげだなと感じています。本当に家族になってくれたことに感謝しています。というわけで猫まみれがますます加速しています。(笑)

ちなみにステイホームになってからは、好きだからと頻繁に猫にちょっかいを出すので、ものすごくうざがられて、しょっちゅう噛まれています。今日も顔にビンタをされました。僕の動物を愛でる濃厚さのベースは対犬だったので、猫からしたら愛情表現が過剰に濃厚過ぎるのでしょうか・・・?。猫はそういう濃厚さを求めていない!程よい距離感を覚えろ!と猫から教わっています。

今後ですが、猫まみれの猫活としては、まずは命を預かった我が子たちを幸せにしたい。あとは、この世の中の全ての猫たちをもっと幸せにしたい。コロナ禍もあってあまり出掛けることはない日常ですが、保護猫カフェや猫にまつわる神社にも引き続き足を運んだり、FIPという難病になってしまった猫たちを助けるクラウドファンディングに参加したり、何らかの形で世の中の猫たちを幸せにするお手伝いが出来ればと思います。

声のお仕事上でも、動物は命の進む時間が人とは異なるので、命の尊さを伝える、人も動物も 幸せになれるようなメッセージを発信し続けて行きたいと思います。そんな僕の声のお仕事での最終目標は、社会のお役に立つことです。世界的な感染症の流行でも我々が生き残ったということは、命の大切さを伝えるお役目をいただいたということだと思います。だから、僕はこの声で、しっかりと、そのお役目を果たしていきたいと思います。

ちなみに「犬・猫派」にオススメの本はこちら。どちらも好きな方の心に、とても刺さる本だと思います。 「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」(松本ひで吉著、2018 ‎ 講談社)は、僕の理想でもあります。いつか僕も、犬猫まみれになってみたいです。(笑)

それではまた次回!

A Catful Life of Keita Aoyama
FM BIRDファンクラブメルマガ【鳥通信】VOL. 3 2021 JUNE

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坪達也

#1 Dripping Moment with Tatsuya

坪達也とコーヒー
第1回目

今でこそ自他ともに認めるコーヒー好きですが、実は最初はコーヒーが苦手でした。20代の頃、有名なカフェチェーンでアルバイトをしていましたが、コーヒーが好きだからではなく、おしゃれだと感じたから…。コーヒーが好きになったのは5−6年ほど前のことです。山口県の萩に旅行に行った時、ゲストハウスの方が、ハンドミルで豆を挽いてコーヒーを淹れてくださったのです。ハンドミルでゴリゴリ豆を挽くことが、かっこいいな、そういう時間が優雅だな、と思って、ハンドミルを手に入れてコーヒーを飲むようになりました。あれ?結局形から入ったのですね(笑)。あのタイミングでちょうどブルーボトルコーヒーが日本に入ってきたり、シングルオリジンとか、浅煎りの豆などが流行るようになり苦いと思っていたコーヒーにお茶のような一面を発見したりして、そこからコーヒーがもっと好きになりました。

*好きな豆*
浅煎りの豆です。もっとも好きな豆はクリアな味のエチオピア。他にはコスタリカも 。今飲んでいるのは最近買ったミャンマーの豆です。 酸味は少ないもののスッキリした味わいです。
コロナが収束したら山コーヒーを楽しみたいと思っていますが、気温が低い時にはスマトラのような深煎りもいいですね。しっかりした味が楽しめるスターバックスなら、豆も手に入れやすいので寒い時期におすすめです。山コーヒーはキャンプほど大掛かりなものではなく、山に行って豆を挽き、お湯湧かして、淹れていただくという気軽な楽しみ方で。お湯はタンブラーに入れていくと冷めてしまうので、バーナーがあった方が良いでしょう。あ、スノーピークのキャンプ用のグッズとか見ているとだんだん欲しくなりますね。

*おすすめのカフェ*
よく足を運ぶブルーボトルコーヒーはもちろん、吉祥寺や世田谷にあるLIGHT UP COFFEEもおすすめです。FM BIRDのような鳥のロゴが印象的なカフェで、華やかな酸味のコーヒーをいただけます。酸味って「酸っぱい」というイメージで苦手意識を持つ方もいらっしゃると思いますが、最近の酸味とは「香り」、「フルーティーさ」、「苦さではない旨味」の定義ではないかと思っています。

*おうちコーヒー淹れ方*
LIGHT UP COFFEEのバリスタの方から教わった方法です。「豆の重さに16倍のお湯を2分で注ぐ」。例えば、20gの豆に40ccのお湯を注いで30秒蒸らします。そのあと、残りの280ccを3回に分けて注ぎ、 2分ちょうどで全部を注ぎ切る。この方法のポイントは豆を細かく挽きすぎないこと。粉が細かすぎると落ちるまでの時間がかかって苦味と雑味が出てしまいます。時間もあまりかけすぎるとクリアな味は出せなくて、かけなさすぎると旨味をしっかり出せません。お湯の温度は90度くらいがおすすめ。例えば沸かしたお湯をハンドドリップ用のポットに移すとちょうど90度くらいになります。もし濃い味が好きな人は豆を細かくして、すこしゆっくり、高めの温度にすると濃い味が出ます。

ハンドドリップ用のポットがない方は、ヤカンだとコントロールが効かないので、大きめの紙コップの先端をつまんで三角形にするか、ミルクジャグなどゆっくりお湯を注げるものがあれば何でもOKです。

*コーヒーのペアリング*
チョコレートはコーヒーとよく合います。最近はBean to Barといい、カカオの豆からこだわりのチョコレート作るお店も増えてきましたね。ですからさらに色んなチョコレートのペアリングを楽しめると思います。僕は深煎りのコーヒーにはミルク分が多い、もしくは甘めのチョコを添えたり、浅煎りには深めのビターチョコレートをマッチしたりします。最近スーパーかコンビニでBean to Bar的な、華やかな香りの板チョコレートを売っていますが、それのオレンジ色のパッケージが浅煎りに合うと思います。SAZA COFFEEという、品川と東京にあるお店にはコーヒー豆をチョコでコーティングしたものがありまして、それはてっぱんですね。

コーヒーと合うものとしてはあんこもあります。おはぎ、羊羹といった和菓子とも合わせやすいのかなと思います。ブルーボトルでも羊羹を出しています 。この間買ってみたのはクルミとかドライイチジク、フルーツのエッセンスも入っていて一味違う羊羹でした。おうちコーヒーなら、こういったものはもちろん、コンビニでもいろんなスイーツが出ているので、それを組み合わせてみるのもすごく楽しいと思います。

*今後*
今「コーヒースペシャリスト」という認定資格の勉強中です。いつか皆さんの前でハンドドリップをお披露目できるといいですね。

ハンドドリップ用のドリッパーなどは今や100円ショップなどでも手に入るので、手軽に始められます。ステイホームの今、好きなお店の豆をオーダーして味を家で再現してみてはいかがでしょうか。

それではまた!

Dripping Moment with Tatsuya
FM BIRDファンクラブメルマガ【鳥通信】VOL.2 2021 MARCH

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黒江美咲

#1 Page Turner 注目の一冊

今注目の一冊、Page Turner
第1回目

黒江美咲のPage Turnerは「地球の歩き方 J01 東京 2021~2022」です。「地球の歩き方」は海外行くたびに買うほど大好きです。この東京の歩き方は2020年9月に発売したばかりの本です。「地球の歩き方」シリーズは今まで海外編しかなかったのですが、これが初めての国内編!東京の歩き方なんて知っていると思っていたら、この本には本当に知らないことがたくさんありました。新型コロナウイルス感染症の影響で、遠出を自粛してから近所の川のように意外と身近なところの魅力を発見するように、長く住んでいた東京も改めてこんなにいい所がまだまだあるんだ、とわかる本でした。今コロナで頻繁に出歩けない状況ではありますが、東京に住んでいる人にも、時々東京に来るような方にも色んな発見がある本だと思います。

この本には東京のおしゃれなスイーツ屋さんも色々紹介されているのですが、黒江のおすすめはコーヒー好きならではの喫茶店セクション、特にレトロ喫茶!

レトロ喫茶の魅力は歴史を感じるところですかね。タイムスリップした気分といいますか、いつも同じ方が同じ席に座っていたりして、お客様も含めて歴史がある感じがします。そのお店だけの雰囲気というのがそれぞれ存在しますし。あ、喫茶店に通い始めたのは、東京に来て一人暮らしをはじめてからだと思います。愛知には高校生の時までしかいなかったので、喫茶店に行く機会があまりなかったですね。東京に来てから「こんなに喫茶店があるんだ」と気がついて、通い始めたと思います。

レトロ喫茶でおすすめは新宿の「名曲・珈琲らんぶる」です。入口に入って、地下のホールへ繋がるあの階段、いいですよね〜。あとは、銀座の「カフェーパウリスタ」もよかったです。銀ブラという言葉の語源が実は「銀座ぶらぶら」のではなくて、「銀座でブラジルコーヒー」だそうです。この「カフェーパウリスタ」のブラジルコーヒーを飲むことが「銀ブラ」の語源らしいです。あとは、元アルバイト先の「珈琲貴族エジンバラ」ですかね。もともと歌舞伎町にあったのですが、今は移転して新宿三丁目にあります。 レトロ喫茶が好きすぎて、当時バイトしてみたかったので応募しました。「珈琲貴族エジンバラ」はレトロ喫茶では珍しい24時間営業でして、朝・昼・夜行くのって全然雰囲気が違うので、おすすめです。
レトロ喫茶は今でも大好きで、よく行っています。何軒って数えたことはないかな。インスタでも投稿している愛知のモーニング巡りは数えているのですが、投稿数159件!いつか「マツコの知らない世界」に呼ばれたいな(笑)。愛知モーニングはまだまだ行くところたくさんありますので、500件投稿、記録更新に向けて頑張ります。

黒江美咲のPage Turners
FM BIRDファンクラブメルマガ【鳥通信】VOL.1 2020 DECEMBER

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